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狛犬が可愛怖い | |
門に置きたい 春〜夏までくり返して作ってきた枝岐れなどを、秋に鋏で切り返すのである。 特に強い部分は徹底して切り戻す。 場合によっては、春から作ってきた枝のほとんどが強くなりすぎて使えないこともある。 鋏作りの小品のカエデの枝は急速に太るものではないが、押さえながら作ることも必要。 切り込みだけでなく、葉数を減らすこともよくある。 カエデは、座などに魅力があるが、枝が荒く繊細でなかったため、強い切り戻しをして枝を作り替えた。 94年の5月にその枝の改作が行われている。 まず正面から見て幹の右側の枝は強く立ち上がり気味である。 流れの反対側の枝であるから、できればやや引き下げてコンパクトに作りたい。 流れの逆側の枝は、幹に近く、そして小さな枝つきにした方が風情が出る(短く太い枝でもよい)。 短枝であっても、枝先部分は細くやわらかく仕上げたい。 春からの芽を切り返しながら、3〜4番芽あたりを利用する。 こうして何回も切り返すわけである。 それでもゴツくなる部分は、秋に剪定してはずしていく。 |
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