|
||
|
||
ごく弱い枝では、ある程度芽数(11葉)を残して力をつけます。 それから段階を追って強くなるにつれ、芽数(ー葉)を減らしていく訳です。 次の段階の枝では、新芽を2芽あるいは1芽にすかし、残した新芽を1節だけ残して切りつめる勇定法 (2芽2葉、1芽2葉残し)を。 さらに強い枝では、新芽の軸をわずかに残して切ります(元葉止め)。 そしてごく強い枝では、古軸の途中まで切りつめてしまう古軸切りを行ないます。 そして剪定時にもうひとつ留意したいのは、さつきは下枝が強く、樹冠部が弱いという性質をもつこと。 樹冠部にはある程度芽数を残して、カを持たせるようにしましょう。 教材の樹は接ぎ木が多く施されていることもあり、ほとんど手が入れられていない状態でした。 著しくついてしまった強弱差をなくし、小品としての大きさをつくっておくのに、少々深めの切り込みを要します。 力をつけておきたい枝には古葉を、ごく弱い枝では新芽も数芽残し、全体的には古軸切リ中心の剪定を行ないました。 特に強い部分は、軸を深めに切リ込んであります。 さつきの花後の剪定(小品)は、花が終わる前(6月中旬頃)に行なうのが理想。 深切リするなら早目に、軽い剪定なら、6月下旬頃でもOK.。 |
||