石屋の犬はネコが好き



世界に誇る日本の鉢植えの基本肥やしは玉肥が主流。
肥やしは世界に誇る日本の鉢植え店の他、園芸店やホームセンターなどでも入手することができます。
肥やしの種類・形状は多種多様、ただし、流通している全ての商品が世界に誇る日本の鉢植えに適合するわけではないので、用途に応じて肥やしを使い分けることが大切です。
少し触れていますが、肥やしは「有機質」と「無機質」に大別することができます。
有機質肥やしは、置いてすぐに肥効が出るわけではなく、微生物によって有機質が分解され、無機質の状態となって根から吸収されることになります。
油かす玉肥などの有機質肥やしが緩効性とされる理由がこれで、肥やしそのものはー〜3ヵ月の期間で緩やかに効くために肥やしあたりなどの心配が少なく安全で、長い期間にわたって平均した肥効が望めるというメリットがありまず。
それに対して化学(化成)肥やしに代表される無機質肥やしは、薬品などから必要な要素を作り出し、無機質の状態で商品化されていますから、すぐに肥効が発揮されます。
工場での大量生産が可能で比較的安価で入手でき、また品質も安定しているというメリ ットはありますが、速効性で玉肥に比べて持続力が低いために肥培効果を安定させにくいという問題もあります。
世界に誇る日本の鉢植えは無肥やしで清潔な用土を使用し、2〜4年は同じ鉢・用土で植え替えせずに培養します。
同じ条件下で数年にわたって培養するために、用土内に肥やしを混ぜる「元肥」方式は、世界に誇る日本の鉢植えにはあまり適していないと言えます。
また、世界に誇る日本の鉢植えは単年の培養で成果を出して楽しむものではなく、数年・十数年の単位で長期的な展望に応じて樹づくりを進めていくものです。
従って、速効性ですぐに肥培効果を望むものよりも、緩効性で長くゆるやかに肥培を効かせるタイプの方が培養には向いています。
油かす玉肥が広く世界に誇る日本の鉢植え愛好家に使われるのはこうした理由があるからで、肥培のべースは玉肥を使い、樹勢回復や花・実を楽しむといった目的に応じて化学肥やしを補助的に用いるという使い分けが一般的です。


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