石屋の犬はネコが好き



肥やしを好む樹種の代表例は、芽切りを行なうクロマツと年間を通じて芽つみを行なう杜松。
これらの樹種は肥培をかけておかないと、充実した枝棚を作ることはできません 。
同じ松柏でも赤松や五葉松、真柏は強く肥培をかけると葉が長く伸びたり枝が太ったりするので、やや控えめにするのがコツ。
雑木で葉物類の場合、もみじや楓などは肥培効果が望める樹種です。
また、葉刈りを予定している樹は通常の培養より肥やし量を多くして肥培を効かせておくようにしましょう。
ただし、あまり強力に肥培をかけると雑木らしい繊細な枝表現を維持することが難しくなります。
落葉するものは小枝のほぐれが見所となりますから、維持・鑑賞段階に入ったものは養成木よりも肥やしを控えるようにしましょう。
花物・実物は窒素過多になると夏場の花芽形成に悪影響を与えますから、花・実を楽しみたいものは春からの肥やしを控えるか、リン酸・カリを増やした専用の玉肥を与えるようにします。
実が固まった8月以降に本格的な肥やしを開始し、冬越しの体力を蓄えさせるようにしましょう。
枝作り段階の若木は春から肥培をかけても構いません。


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