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盆栽を賞美する要点は、幹肌の色艶や荒れ具合、葉性の良否、花の美しさ、実の俳味、幹と枝との調和、鉢合せなどがあって、生まれながらの持ち味の"何か"を感じるものを生かすようにして、わらかな乳白色の幹肌にあると思います。 前年、帯広地方を訪れた際拝見したぶなの盆栽も、どことなくやさしさと暖かさを秘めた美しさが感じられました。 ただ幹肌の良さだけでも楽しめるものが多かったことが思い出されます。 この樹の白く綺麗な幹肌は見事で、肌に傷のないのがさらに観賞価値を上げています。 黒く汚ならしいぶなでは、いくら樹形が良くっても魅力がないものといえるのです。 実際問題、帯広地方はぶなにとって住みよい環境なのかというと、好条件に恵まれた場所のようです。 考えられることは空中温度が低く地衣類が付着しないことではないでしょうか。 |
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