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盆栽趣味には、いろいろな要素がありますが、 やはり、創りあげたという喜びが最大ではないでしょうか。 もちろん、どこの展覧会に出品しても、ほんとうの観賞に堪えるだけの盆栽をつくりだすことは、実際には容易なことではないでしょう。 特に"わび・さび"がある古木の美しい樹姿を望むまでには、長い年月をかけて鉢の中で育てた樹齢の重みと、持ち込みの良さを要することになるといえますが……。 よく考えてみると、盆栽づくりはどの過程で創りあげたといえるかの論議が当然あるわけです。 たとえば、おおむねの樹形づくりができたような樹でさえも、口うるさい人にかかれば、まだ創りあげた盆栽じゃないと一言に片づけられてしまうことすらあーーます。 |
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