「生きた豚を持てない貧乏人は、ねり粉で豚の形をつくり、それを焼いていけにえにした」(ヘロドトス『昔からの言い伝え』)という。 私たちは、祭司たちのずるがしこさがここに現れていると考えてよいのだろうか。 おそらく、たいそう豚肉の味を好んだ祭司たちは、このごちそうを自分たちだけのものにするため、豚は「触れてはならないもの」であるという考えを推し進めたものであろう。 さらに不思議なことには、同じような豚に対する禁止令がヘブライ人によって引きつがれている。 しかし、ここでは別な要因によったものであろう。 すなわち、豚の悪評は、たぷん泥のなかをころげまわる習慣、あるいは、何でも食べる意地きたなさに由来したものであるらしい。 しかし、ある専門家たちは、イスラエル人が家は丸焼きの豚奮されたが・それには厳選したごちそう、鳥肉、野菜や果物が詰めこまれていた。 そして、パリパリした豚の皮だけが賞味されたので、豚はただぜいたくな料理を人れるための容器に過ぎなかったのである。 おそらく倹約のためであろうが、古代のゲルマン人は、豚をいけに.乏用いた。 そして、まもなく豚は牛や山羊のかわりに使われるようになった。 暦の5月13日を竹酔日とされ。 この日に植えると良いとされているが。 それはもちろん地植えのもので孟宗竹のことと思われる。 盆栽の笹類(小隈笹、オロシマ。 屋久跨など)の植え簪えは、3月末から4月初めに行う。 地上部を土際で刈りとり、株分けや、鉢映り方法はその時なら好都合だ。 用止は赤玉土専用でも良く、桐生砂、1割程度の混用も輿い。 新芽が醐始めたら、2葉残しくらいのつもワで。 針葉(新芽)を抜くことが大切な手入れ方であワ。 これを7月中頃まで続けることで、株もひきしまった笹の鉢となる。 肥料は5月末頃と9月初め頃に禰粕の粉末を振り込んでやるようにして施す。 ちなみに竹と笹の違いについては論議の分れるところであワ、それはその適の醇門家にお任せするとしても、竹の皮が年開に落ちつくすのが竹で、年を越した後も、長くいつまでも皮のついているのが笹と。 いう分け方を聞いたこともあり、盆栽の方でもその辺がまずまずといったところで良いだろう。 竹は束南アジアから東洋諸圃の温暖な地域に広く分布し。 我々の祖先は遠い昔から生、括の中に深い関わワをもってきたのであった。 |