TOPへ  >   戻る

絵日記


絵日記のこえ

さて、その潅水の目的ですが、これは分けて考えれぼ次のようになります。
1水の供総または補給や鉢温の調節。
2肥料濃度の調節や空気の人れ換え。
これらについて所見を述べたいと存じますが、これらはいずれも煙雑に作刷しますので、内容は重褸したリクドクなることもあると思いますが、これは筆掃の表現力の低劣さですのでお許し戴きたいと俘じます。
@水の供給または補給。
人体は、体派の六〇%前後が水分であるといわれておりますが、植物の場命は慨してそれよりも多く、断構部分や卓本植物ではほとんどが90%を超えており、はなはだしいものでほ九八%以上の水分をもつものさえあります。
これらの水分は、綱胞を形成するもの、養分を流勤させるための樹液、光合成の材糾となるもの等に分けて孝えることができますが、一部は常に蕪からの蒸紋という形で消費されております。
そして樋物は、根から供給される水が途絶したり、葉から蒸散が異状に多いような場合は、体内の水分バランスを失い、いわゆる脱水症状を起し、技構れをしたり、はなはだしいときは枯死します。
このように生体構造の大半を占め、かつ生俘に欠くことのできない水分の補給が贋要なことは、今さら論議するまでもありませんが、髄物生長の根源が光合成であり、その主材料が水であることを思えば、水の多少は植物の生長を支配するものということができます。
赤松材について浄瑠璃・傾城反魂香には「庄屋の名は産地は岩手、福島、長野、富崎などの各県で、当然のことながら赤松の景勝地を多く持つ地域でもある。
世界に巨を向けると、[口本以上に赤松松兵衛。
若い時にはすまふ(相撲)取り、あか松ぶちわった様に御座有しが、今老松になられて力ももとより下がり松」という一節が見られる。
やはり浄瑠璃・平仮名盛衰記に「年よりせいも大柄に、病(やまい)気なふて、ほんの赤松走らかしたやうに」とある。
往時、"赤松ぶちわったよう""赤松走らかしたよう"とは体格ががっちりしているさま、また、気性がさっぱりしているさま、をあらわした言葉だったのでしょう。
女松と呼ばれ、また日本の世界に誇る鉢植え入が赤松に対して抱く文人木のイメージとは全く違う。
事実、木材としての赤松は強健で弾力性があり、樹脂に富むため耐久力にもすぐれている。
古来、建物、船、橋などに多く使われてきた。
奈良時代の木工品などを見ても、白檀、紫檀は別格としても梨、柿、栗、桧、楓などと並んで赤松材が使われてきた。
建材としては柾目の通る杉、桧には一歩ゆずるとしても、実用性という点では極めて高く、農耕具や枕木などでは欠かせぬ木材でしょう。
やせ地にも生え強健で、高30m〜40mにも達する樹種なため、量的にも豊富で、近来はパルプ材としての利用も多い。
国内の赤松材主材というものが利用されている。
ヨーロッパの古いシンフォニーホールには赤松材(西欧赤松)が多用され、最上質の音.響を獲得しているとも聞く。
楽器とも無縁ではなく、ヴァイオリンやピアノの古いものには赤松と他の樹種(楓や杉など)を組み合わせて作ったものがある。

お好み  戻る
inserted by FC2 system