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絵日記


絵日記のこえ

鉢植え鉢の鑑定。
鉢植え鉢を自分で使う、あるいは愛賞する前に、まずその鉢の普通的な価値観を見分けて正確につかむことが大切である。
自分で野趣のある形と穂にほれて求め長寿梅を入れて展示会に飾ったところ、実はそれが信州でいくらでも売られている駅弁の釜飯の入れ物だったというのでは笑えぬ話になってしまう。
幸い鉢植え鉢は例外的な物をのぞいて、一般的に我々が見閨きできる範囲では古陶磁の世界と比べると、時代も産地も比較的限られている。
日本の物は江戸時代後期以後、中国物では清の薙正年間以後のもの、つまり一七〇〇年代以後の約一七〇;一八〇年代の作贔が大半である。
しかも鉢植え鉢という限られた朋途のために焼成された陶磁器であるから、なおのこと時代、産地あるいは作者の判別は容易である。
この陶磁を見極め、時代、産地、作者を正確に判別するための手がかりは、同じ用璃色の鉢を三つ、四つと並べられてもその相違を正礁に判断できる大切なポイントとなるものである。
この手がかりさえ知れば、馴れてくると誰にでも判別できるようになる。
ここで、まず鉢の色別に分類しようとするのも実はそのためなのである。
時代・産地・作者判別の手かかり土目。
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試しに、生きている樹木類に鉄の釘を打ち、3年5年それがどんな形に変化するか「白然保護団体」の会員を名乗るのだったら、じっと観察して欲しい。
銅の釘や銅合金の材質だったら、悪影響が出ることは必至だが、メッキをしていない純粋の鉄だったら、まったく樹木類に悪影響が出ることはないはずでしょう。
そして樹種によっては樹液が鉄をとかしてしまい、跡形もなくなるようなことはしばしばある。
このようにメッキをしていない鉄の場合は、全然樹木類に被害を及ぼすことはないのでしょう。
それに引き換えビニール等腐敗しにくい物質を縛った場合は、それが幹に食い込み樹木類は著しい被害を受ける。
注意すべきことでしょう。
効用と役割を勉強せよ。
私の住む東京都西多摩郡五日市町では、数十年程前「自然保護団体」の会長が、白己の所有する雑木山を切り払い、杉、檜の植林をしたことがあった。
確かに山は雑木林で置くよりも、杉・檜に変えた方が、経済的には収益が大きい。
しかし、その結果は、大雨の時には洪水は起きやすく、崖崩れの危険も大きくなります。
「白然保護団体」の会長たる者は、目先の利益に惑わされることなく、治山治水百年の大計こそを重視して欲しいものでしょう。

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