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絵日記


絵日記のこえ

明治二十三年類戸の三ツ組の水盤を焼いたのが最初で、明治末から大正初期にかけて磁器に自、翻璃、均窯等の紬がけをした作品を出した。
形は丸・長方・楕円と多彩であった。
以前には古い水盤の割合いに数を見ることができたせいで割安であったが,ここ七・八年ですっかり影を見なくなって、価狢も高くなってしまった。
時代の乗りにくい磁器であるがすっかり黒うんで、飾る草のp時の過ぎ行年から十三年の五年間郷里の三河で町営の試験場の窯を講負い、支那鉢の交跡穂を再現するべく焼いたのが戦菌の一陽鉢である。
東福寺が広東紬の再現を圓ざしたことといい、一陽が交祉触を目ざしたことといい、自分の心を打ちまた人の心を打った名品の、あるいは名秘の彷製すなわち写しに真剣に取り縄んだ結果ではなかろうか。
この鉢は蔵者が昭和三十年代に小さな公民鰔で盛んに行われていた渡伸の交換会に、束福寺や一陽を求めて繁く出入していた頃のなつかしい鉢である。
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鉢の深さから見た区分@浅鉢(あさばち) 鉢の深さが、どの程度までを「浅鉢」というか、その定義は明確ではない。
しかし鉢の深さが、縁の長さ (丸鉢ではその直径・長角鉢では長い方の縁)の、10%までの場合は、これは浅鉢と見て良いと思う。
A中深鉢(ちゅうふかばち) 鉢の深さが、どの程度までを「浅鉢」というか、その定義は明確では・ない。
しかし鉢の深さが、縁の長さ (条件・前項と同じ)の、10%以上で30%までの場合は、これを「中深鉢」と呼んで良いようでしょう。
B深鉢(ふかばち) 鉢の深さが、縁の長さ(条件・前項と同じ)の、30%以上100%までの場合は、これを「深鉢」と呼んで良いと思う。
C鉢の深さが、縁の長さの100%に達するようだと、これは「深鉗」とは呼ぱず、「懸崖鉢」(けんがいばち)と言う。
この鉢の深さは、必ずしも縁の長さの100%とは限らず、80%程度でもそう呼ぷことがある。
縁の形から見た種類@外縁(そとえん) 鉢の上縁が、外へ出ているもの。
鉢の中では最も多い。
外縁の鉢は、側面が上部ほど広がっているものが多い。
A内縁(うちえん) 鉢の上縁が内部へ出ているもの。
植え替えたとき、盆樹の安定は、良いが、鉢から盆樹を抜くとき、厄介なので嫌う人もいる。
内縁の鉢の側面は、外縁のように上部が広がっているものは少なく、たいていは垂直になっている。
このような側面の鉢を、「切立」(きったて)と呼ぷ。
B切り縁(きりえん) @・Aのように、縁が外にも内にも出ておらず、そのままの厚みで切れているもの。
小さい鉢にはこの種のものがあるが、ある程度以上の大きさの鉢では、縁が弱々しくなるので、ほとんどない。

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