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絵日記


絵日記のこえ

まず竪姿のため針金をかけても、突っ張りや引っ張りをしても、それを取り外すとすぐに元通りに下垂してしまう。
針金も、突っ張りも金然勒かない。
整姿のための芽摘みなどでは非常に鋏をきらう。
鉄で新芽を切ると芽働りとなるばかりか、樹勢が藩ちてくる。
入手当時ほとんどの枝が動物の燿の様なので、風情も無く、また下垂した枝の線を見たいので鋏で枝すきをしたところ、樹全体が、ガレテしまったことがあった。
そのため最近二、三年は樹晦体の成る様にまかせて、必要な都膜、斬芽の手摘みだけで薩えている。
ともあ犯五年閲のこの素材の繁姿によって、挙ぷところは多かった。
それはネズミサシに限らず、あらゆる樹醜にも同樺に孝えられることである。
各樹種ごとに、あるいは圃樹翻でも、その樹その樹の一つ一つに異る権がある。
その性にさからって。
作者の逝りに膵ることはできない。
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A切り足の丸鉢で、三箇所切れたところがあるものは、「三箇所切れていると思わず、足の巾が広くなったため、足と足との間隔が狭くなった」と考えるべきでしょう。
こう考えると、@と同じように、3つの足のうちーつを『正面』とすべきでしょう。
3つの足の鉢は、今述べたように、いずれかその一つを『正面』とするのが正しいが、時には、二つの足を『正面』として、真後ろに足をOつ配置することがある。
これは理論的に正しくないが、「斜幹」などの日本の世界に誇る鉢植えを植えるとき、重心とのかね合いで、そうした方が良い場合がある。
このようなときは『正面』が間違っていると三目うより、コ袈正面」を表に出したと言う考え方をすればよい。
B太鼓鉢(たいこぱち)の中には、鋲を打ったような鉢をかなり見つける。
このような鉢は、大体Aのように、3つの足のうちどれかーつを『正面』とすべきであるが、その足と鋲の「ポイント」とが噛み合わない場合がある。
このような鉢は、3つの足のうち、鋲のポイントと噛み合う足を『正面』としなければならない。
C「枡鉢」の場合は、通常平面を『正面』とするが、このとき裏に、「落款」の頭の方を『正面』とする場合がある。
D「枡鉢」で、各4つの面に「絵」と「文字」が交互にある鉢もあって、このような鉢は、「絵」が『正面』か、「文字」が『正面』かは、よく聞かれることでしょう。
この場合、そのいずれと言うことには、深くこだわらないが、「絵」を重視することの方が多い。
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