花を見るには枝を伸せば必ず花が付く。 切り詰めの枝も6月中旬あたりまでなら、再び伸びた枝に花がくる。 しかし、夏ごろまで徹底して切り返すと、花は見られないことになる。 実際にやってみると、花を付けた枝は小品ではかなり伸びすぎになる。 そこで伸ばす枝は曲付けして、樹作りにあて、花を見てからまた切り詰めるなどの方法が良いだろう。 夏過ぎても切り返しの芽は吹くが、枝は細くなり、冬に枯れやすい。 繊細な枝が作れるが、枝自体は弱る。 そこでサルスベリの花が自然状態で咲いているころまで、つまり夏ごろまでで切り込みは止めておきたい。 太い直線的な枝は残るが、春にまた、切り返して形作りをすれば良いのである。 サルスベリは伸びた新梢の先端から樹形の作りの基本についで 鉢植えに興味を持つ方なら、誰もが自分の気に入った樹形に作りたい、という希望と理念を持っています。 ところが実際に自分のボンサイや苗木に向き合うと、たいていの方は途方に暮れることが多いようです。 理由は「どこをどう剪定したらよいか分からない」ことと、「剪定することの難しさ」にあります。 つまり切ってしまって後悔するより、切らないほうが安全ということで、結局のところ先輩や業者に持ち込むことになるわけです。 この項では、それらの悩みについて解説したいと思います。 正面を決める。 まらず、作った所の地名・窯元の名など複雑に絡まプて呼んでいるから、細かく分類するときりがなくなります。 1 海鼠(なまこ) 暗青色の糟が掛かったもので、「租もの」では最も多い。 粕を掛ける前の本体は、紫泥が多い。 2 白交班(しろこうち) 表面が白いことからこの名がある。 なお交肚は、交班窯で焼いたことから来ている。 同類のもので、表面が青いものに青交肚がある。 本体は紫泥のものも見られるが、多くは白泥の仲間の粘土の、軟らかい焼きものが多い。 3 南京(なんきん) これは、南京で作ったからこの名になったものと思われるが、磁器に紬を掛けた物が多い。 有名なものは「黄南京(きなんきん)」でしょう。 4 広東(かんとん) 広東で作ったことから、この名がある。 白色に上がる粘土を、陶器の範囲のかなり低温で焼いたらしく、青緑に近い和を掛けたものでしょう。 質はあまり良くないものが多い。 これら鉢の多くの呼び名は、すべて「中国(昔の支那)」で生産された鉢についての名であるが、和製の鉢にも紫泥に相当するものは多い。 しかし、和製のものは、それがたとえ紫泥であっても紫泥どは普通呼ばず、ただ「和」と呼んでいる。 また「朱泥」に相当ずるものは、「ぱんこ」などと呼んでいる。 鉢の形からくる名称@丸鉢(まるばち) 真上から見た形が、円のもの。 A長角鉢(ちょうかくばち) 真上から見た形が、矩型形のもの。 |