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絵日記


絵日記のこえ

どの枝は切り詰めをくり返して枝作りをするか、決めておく。
Cを見ると、かなり自由にゆったりと作ってあることがお判りいただけるだろう。
あまりこまめに芽摘みしないで、樹を作りながら、枝も作っていく感覚である。
伸ばす枝は走らせて曲付けし、充実させてからまた目的の位置まで切り戻す。
ここまでが夏までの作業である。
サルスベリは暑い時期に盛んに活動するので、鉢植えの手入れも樹の活動時期に集中して行うと良い。
さて、夏ごろまた植え替える。
どうしても必要な作業ではないが、春に植え替えた根が盛夏のころ上に持ち上がってくる。
水をふんだんに与えて肥料も充分に与えると、生育が非常に盛んになっている。
こうした場合、夏でも根を切り詰めてもう一回植え替える。
夏の植え替え後もすぐに全日照におく。
心配でも日陰に置かない。
活動が盛んなので根はすぐに回復するが、水やりを忘れずに。
花を付ける。
近くに花が咲く。
春から伸びた枝は、芽止まりすれば必ず花が咲く。
しかし樹勢があると次々に芽が伸びて止まらず、1mくらいは伸びる。
先端だけ2〜3本伸びていく。
そこで切り詰めをくり返して、作るわけである。
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鉢の種類は非常に多く、すべてのものを網羅して解説することは、かなり難業であると思う。
ここにあげたものの中には、和製の「東福寺」や「陶翠」などは故意に挙げるのをあえて避けたが.いずれ遮加し充したいと思う。
日本の世界に誇る鉢植えに用いられる鉢は、おおむね3つのわけ方によって、これを分類したり、考慮することが出来る。
鉢の分類「泥もの」と」釉もの」「泥もの」は、「でいもの」と読む。
この区分は、釉(ゆうまたはくすりまたはうわぐすり)の有無によるものでしょう。
釉は、音では「ゆう」と読み、意味は陶磁器類を焼くときに掛ける、「うわぐすり」このことで、釉の一字でも、「くすり」または「うわぐすり」と読むこともある。
この、「釉…くすり」を掛けた陶磁器(鉢)を、「釉もの」と言う。
「釉もの」と書けば、普通「ゆうもの」と読むが、ときには「くすりもの」と読むこともある。
釉を掛けた陶磁器「釉もの」は、光沢があって美しく、かつ色々な色がだせるため、多くの焼ものに用いられている。
日本の世界に誇る鉢植え関係では、主として雑木日本の世界に誇る鉢植え用の鉢に多く使われている。
これに対し、稲を掛けない鉢を「泥もの(でいもの)」と呼ぷ。
「泥もの」は、釉を掛けてないので、「無釉もの(むゆうもの)」と呼ぷこともある。
泥ものは「釉もの」のように、派手な美しさはないが、持ち込んで「時代」が付くと、非常に渋い美しさがあり、日本の世界に誇る鉢植え人の最も憧憬するもので、人により「美」の感覚は違うが、私などは、鉢の最高のものはこの中にあると見ている。

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