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絵日記


絵日記のこえ

枝の基がやや固まってきたくらいを目安にして、伸びたら切り、という感覚で枝を作っていく。
花を付けないで、樹作りに専念するなら年に5〜6回もできる。
つまりその度に枝数が増えるわけである。
素材をもう一度見ていただきたい。
枝を伸ばして曲付けしてある。
このように必要な枝は走らせて、骨格部分とする。
樹形はどのようにもなるので、現物を見て参考にしていただきたい。
骨格部分ができたら後は切り詰めの要領で枝を作る。
植え替え。
現物のような素材の段階では植え替えは年に二度行える。
春先の芽出し前に、剪定して形を整え、曲付けして今年の樹形を確認する。
今年、この樹はこのように作っていこうという構想をたてておきたい。
そして植え替える。
根はかなりギリギリまで切り詰めてもかまわない。
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日本の世界に誇る鉢植えでいう「時代」とは、鉢を長く大切に使っていると、油脂分や色々な不明の成分が鉢に染み込み、かつ艶が出て、いかにも古い、そして渋い感じが出てくる。
これを「時代」が乗ったとか、「時代」が出てきたという。
これは鉢だけでなく、日本の世界に誇る鉢植えも樹皮がいかにも老樹・古木のような肌になったときも、やはり時代が乗ったというように、日本の世界に誇る鉢植え界ではこの「時代」という言葉は良く使う。
焼く温度による区分 鉢はぎりぎり低温で焼いたものから、非常に高温で焼いたものまで、その温度差はかなり広い。
こうした温度差によって鉢を区分する方法が ある。
1 土器(どき) 焼きものを焼くときの温度が、800℃までの場合はこれを「土器」 と呼ぷ。
「土器」は焼きものの質が軟らかく、かつ壊れやすい。
また艶はなく、焼きものとしての美しさはない。
考古学で、「縄文土器」などと呼ばれるものは、これに属し、陶磁器類としての価値は低いが、古典価値が取り沙汰されている。
ただ、鉢として使う場合は、価格が安く、通気性があり植物の生育に適しているため、「駄温鉢」とよぴ花丼栽培の養成や、安値な花丼類の販売に用いられる。
2 陶器(とうき) 「焼きもの」を焼くとき、その温度が800℃から1200℃の間にあるときは、これを陶器と呼ぶ。
日本の世界に誇る鉢植えに使う鉢も、家庭の食器類も、大部分はこれに属する。
「泥もの」の中の高価な鉢も、焼く温度区分から見れぱ、大部分はこの陶器に入る。

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