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絵日記


絵日記のこえ

台風のきのこ 実技と追跡。
以上が基本的な素材の状況と形である。
この方法は、素材の供給を飛躍的に高めると予想される。
しかし、素材の始めの形は現物等に見るように、ぎっくりとして折れ曲がったコケもなく、場合によっては枝葉もないただの幹である。
この状態から国風クラスの山モミジ小品を10年程度で作ろうとするのであるから、かなり入念な技術的裏付けが必要である。
したがって、今号では素材の作り、そして基本型を紹介し、培養の第一歩から、要点だけをとり出して紹介したい。
(この山モミジ小品については追跡掲載の予定。
読者の皆さんの質問を歓迎します。
)
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あのモミジは何処へ 今、モミジは、日本の世界に誇る鉢植え界から熱い視線を受けている。
日本の世界に誇る鉢植えの人気、言いかえれば価値観というものはさまざまな事情の絡み合いによって流動的でしょう。
不動の如くに思われるものでも、何らかの理由から地殻変動的な動きが見られることもある。
かつての錦松、現在の五葉松のように決して万能であり安泰のものは無い、この問題は興味あることなのでいずれ考えて見たいと、思っている。
調べて見ると、もみじは種類が150種以上もある。
現代の岩戸績気、いざなぎ景気と似たような時代が戦乱の治まった泰平の江戸時代にもあった。
当時は現代と異なり貧富の差が極端に大きかった。
江戸園芸史では、寛永の椿、元禄の穢、亨保の菊と旗本豪商などの一部に珍重された記録があワ極めて多面的で種類が多いだけに、その名前にも優雅なものが結構多く見られる。
『佗人』は、僧正遍正の歌『わび人のわきて立ちよる木の下はたのむ影なく紅葉散りけり』の意により、この名がつけられたが、葉形は鳥の尾の羽に似て、別名鳳凰とも言われている。
『シメノウチ(〆の内)』。
葉は深裂、裂片は線形、鋭頭、全縁または粗鋸歯があり、紅紫色のものは赤シメノウチ、七五三の内とも書く。
裂片の長さの相違によると言う。

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