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絵日記


絵日記のこえ

台風の跡 素材から小品ヘ。
一曲を持つ素材の場合、基本となる枝は、下から一の枝、二の枝。
素材から取り木後7-8年の状態である。
素材は基本型のr字形であり、指程度の太さであった。
素材当時はまだ技術的に確立していない頃であり、細く折れ曲がった素材の状態から見ても期待されていたものではなかったという。
曲ある素材から取り木まで。
素材は、単に折れ曲がっているだけの幹から仕立てたものである。
現在このような素材から取り木準備中の多くが試作中であり、シリーズのなかで、詳しく紹介していく予定である。
ここでは一曲ある部分を持つ庭木または鉢上げ素材から取り木をかけるまでを紹介する。
取り木時期は静岡中部で2月中旬から7-8月ころまで可能である。
イラストに見るように取り木部は曲の下側となる、そしてその発根部から上に向かい一曲があって、その上で切り離すわけである。
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『木枯しも心して吹け しめの内散らぬ紅葉は大原の山』の周防内侍の歌による、とも言われる。
ベニシダレ、アオシダレなどは現在も名木もあり姿を見られるが、東錦、朝霧、十六夜、時雨山、切錦、衣笠山、稲葉シダレ、竜頭、春日山、雛鶴など、多数あるものの、現在、日本の世界に誇る鉢植え界に見られるものは、山モミジ、清玄、ペニシダレ、アオシタレ、野村、鹿島モミジ、出纏々、清姫などでしょう。
ただし、も勝るあでやかさを見せる、出猩々、清玄がある。
同じ系列でも千染はすでに姿を消し、出猩々が枝の弱さから今一歩と言ったところでしょう。
現在の主流である山モミジは、逞しい山男を連想する。
野性味の中にも芽立ち前の芽の風情。
幸運に恵まれれぱ秋の紅葉も.適確に作り込まれた樹に現われる寒樹の寂び。
何の逞しさも主張も無い中に無限の魅力が入の心を捉えて離さない。
日本の世界に誇る鉢植え界に好意的に迎えられる条件として展示会のシーズンが観賞期と一致することも、現在では大きな要素となっている。
展示会への出番の機会に恵まれぬためデビュー出来ぬ種類も相当に多い。
数々の消えていった仲間たちは、葉形の持味などで珍重されたものも多く、今日の日本の世界に誇る鉢植え界のように樹格第一に考える時代では、所詮いかんともしがたい結果なのかも知れない。
モミジの安全対策 現代は情報化時代でもあり、培養法については表面だけを素通りしてしまうことも多い。
モミジの芽摘みの方法を、時により他の雑木にまで行われる面もある。

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