台風の目
奥に小さな芽アクリがあっても、いきなり切り込むと育ちが悪い。 大切な下枝・フトコロ芽。 R32〜33は5月中旬〜6月中旬の切り込みを紹介しよう。 この切り込みは芽摘みと同様な作業である。 小品の場合(特に10p以下の小さいもの)、ネズミサシは幼芽を一律に摘み込むと次の芽が出にくいこともある。 つまり、小さな鉢(例えばミニ鉢植え)での管理は大型の鉢植えのネズミサシとは少し違うことになる。 樹勢の問題でもあるが、新芽をある程度伸ばして切る。 審から指で新芽を引張って取るのがネズミサシの芽摘み(仕立ってきた樹の場合)であるが、仕立て中の樹や小品では伸ばしては切り戻すのが基本。 この時期が5月中旬ー6月中旬ということになる。 目安としては新梢などに芽アタリ(針葉の基にポツポツ見える)がついてからが安全。 切り込み(芽摘み)のポイントは必ず新梢を少し残すことである。 新梢の塞にはハカマのような小葉がある。 これを残して鋏で明るわけである(幼芽を指で引張って取ると、この部分は残る)。 樹を太らせたい場合や若樹では、7月末まで伸ばしておくこともある。 5月〜6月の切り込み後1週間くらいでアタリ芽が動いてくる。 この動いてきたのを確認して植え替えるのがよいとされている。 ネズミサシの切り込みは芽摘み以外にも多くの役口がある。 普通鉢植えや仕上ってきた小品鉢植えでは春先に、小枝部分(先端)の混み合った枝を透してやる。 同時に古葉や弱った枝を取る。 これにより枝棚のすっき12した線を作るのである。 次に夏ごろの剪定もある。 内部がムレるような場合は切リ込みを入れて透かすことも必要である。 また秋(9璃中)に形作リの剪定も行なわれる。 |