関束では硬質の鹿沼土5に赤玉土5の割合の混合土を使用します。 培養土の大きさはミジン粉を除いた3〜7mm粒ぐらいがよいです。 挿し箱の場合は底に排水用の穴を開け、鉢穴ふさぎ用のサナを敷き、1pほどのゴロ土を2重に敷きつめ、その上に混合した培養土を鉢縁よりーp下まで入れます。 挿し根穂の植え方 挿し根の下3分のーほどが培養土に埋まるような感じで、根と根の間に隙間ができないように植え込みます。 鉢植えの場合は、準備した鉢に培養土を3分のーほど入れ、根穂の位置決めをしてから、根穂の位置がずれないように指で根の頭を持ち、残りの空間に培養土を鉢縁よりーp下まで入れていきます。 植え込みが終わったら十分に灌水をしておきます。 置き場は 植え込みが終わったら、午前中だけ日が当たる、日当たりのよい棚に置きます。 適期に行った場合はーケ月後にはあちこちから発芽してきます。 通常の雑木とほとんど変わりありませんから、生育期間中は普通の灌水でかまいません。 真夏の期間の灌水は、早朝か夕方に行います。 できれば真夏の日中は棚下への散水をした方が安全です。 初秋から落葉までは、通常の雑木類と同じ灌水で十分です。 目安は培養土が半分ほど乾いてから灌水します。 肥料は 挿し根から新芽が伸びてきたら、新根も伸びだしているので、完熟した有機の固形肥料を少最、6月中句まで、月に1回ほど与えます。 初秋までは枝葉を伸びるにまかせておくと、根も十分に張ってくれますから、それまでは不要な部分から出た芽もそのままにしておきます。 芽や枝の整理初秋になったら不要な部分の枝や芽だけを整理しますが、本格的な整理は来春になってから矯正します。 早期に姿を整えようとすると、丈夫な樹種でも思った通りの生育は望めません。 根を十分に張らせてからであれば、かなり乱暴に刈り込んでも痛む心配はありません。 2年目からは枝の整理・針金かけ・芽摘みなどを行って下さい。 ポイント 根上がり樹形の一種なので、できるだけ面自い模様をした根を素材に選ぷこと。 根の植え付けの際は不安定で、ぐらつくようでは活着しないのでその場合は針金で固定すること。 1年目の初秋まではどんなに枝が伸びても、切り詰めたりぱしないでおく。 伸びれぱ僻びるだけ根の張りがよくなるからである。 |