TOPへ  >   戻る

絵日記


絵日記のこえ

ミツバチについて、一昨年から奇妙な報道があった。
主にアメリカでの出来事だが、なぜか働き蜂が巣に帰ってこない。
残されたのは女王と幼虫、結局巣は潰れてしまう。
かといって、どこかで大量の死体がまとまって見つかったわけでもない。
人によってはこれをイナイイナイ病と呼んだ。
「二〇〇七年の春までに、実に北半球のミツバチの四分の一.が失朦した」。
本書はそれがいったいどういう現象であるのか、しっかりと解説したものであるρとても興味深い、でも真剣に考えると、なんとも恐ろしい本である。
結論をまず述べておこう。
この「蜂群崩壊症候群」の原因は単一ではない。
最大の背景は工業化された農業である。
それがハチたちに強いストレスを与え、免疫抵抗性を弱め、ダニやウィルスに対する防御を弱めた。
そこに農薬の複合汚染が重なり、精密な社会生活を営むミツバチの巣全体の活動をいわぽアルツハイマー状態に陥れた。
病み疲れた働き蜂たちは、採餌に出た先で倒れ、巣には戻れず、おそらくただ死んでいった。
著者はミツバチの正常な生活からはじめて、ハチたちが農業という経済活動に組み込まれていったいきさつ、ハチにどのような病気が発見されたか、などについて、きちんと報告していく。
私はそれをほとんど「もう一つの人間社会」を見る思いで読んだ。
厳密な証明と単一の原因を要求する現代の読者は、ひょっとすると不満を感じるかもしれない。
でも生きものが関係するシステムが起こす病的な現象で、単一の原因を提示する人がいたら、むしろそのほうが信用できない弓私はあえてそういいたい。
TOPへ >  戻る

実もの、花ものの樹種においては、矮化剤の試用が、最も期待されているといえましょう。
高級鉢物としても、30p程の樹にナシやリンゴ、ミカンなどの、実ものは、理由なしに面白いものです。
こうした方画の活用はただ業者にまかせておけばよいというものではありません。
日本の世界に誇る鉢植え家の技術、樹種に対する知識は、大変に高度なものですから、より有効な矮化剤の使用法が開発される可能性があります。
短節化について 矮化剤は雑木類ばかりでなく五葉松など、松柏類についても効果があります。
しかし、なんといっても細 かい枝岐れなどを生命とする雑本類、さらに多少の枝うちを問題としない実もの、花もの日本の世界に誇る鉢植えについて、矮化剤は有効と考えられます。
特に小品や中品素材において、短節化した枝を多く作る面では有効と考えられます。
短節枝の連続で樹を作り上げるのは、切り込みをくり返すしか方法がないわけではありません。
矮化剤の効果的な使用により、幹自体から微妙な節間の味を持つ作品が可能なのです。
矮化剤とは 矮化剤とは単純にいえば草丈を短くし、鉢物などの姿をよくするために使われています。
ポインセチア・ポットマムなど、本来ならば鉢上50p以上になるものが、矮化剤の使用により花屋などで見られる姿になるわけです。
矮化剤は各種ありますが、代表的な有効成分はパクロブトウゾールとといい、白色の細い結晶状になります。
この成分を含んだ製品としては液体、粒剤など各種あります。
さて、バクロブトウゾー〃がなぜ植物の伸長を抑制するかという問題です。
植物が生長するためのホルモンは多種ありますが、伸長に大きな役割を持つのはジベレリンです。
パクロフトウソールはこのジベレリンの生合成を抑制して伸長がにぶるわけです。
矮化剤の効果としては以上のよチな丈を縮めることとともに、矮化剤を盆裁。

お好み  トップへ 戻る
inserted by FC2 system