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絵日記


絵日記のこえ

コウチョウギは申国・台湾・インドシナ半島に白生する亜熱帯産の常緑性低木で、高さはーm内外の樹種です。
耐寒性にも富んでいるため、日本でも栽培が可能で、庭木や垣根樹木として関東以西では多く栽培されています。
したがって、本格鉢植えとしては、あまりにも多く栽培されているためか、返り見られぬ樹木ですが、性質がいたって丈夫で作りやすい樹種ですから、初心者には木作りの練習用としてうってつけの樹です。
中国や台湾では「六月雪」と称し、庭木はもちろんのこと鉢植え樹木としても重要視され、かなりの量が栽培されており、欧米諸国に数多く輸出されているほどです。
鉢植え界では「紫丁木しと呼ぶ人もいますが、姿形はハクチョウゲと酷似していますが別属で、こちらは三重県や和歌山県・兵庫県・高知県などの川岸の岩肌に自生しているので、この樹種と勘違いされているのでしょう。
いずれにしても酷似している両種ですから、同4栽培管理が可能です。
鉢植え趣味者にとっては栽培が簡単すぎるので、ちょっと変わった根伏せ作りをすれば、風変わった酒落た鉢植えが楽しめるので、作ってみてはいかがでしょうか。
苗の入手方法 ほとんど鉢植えとして栽培されていないので、古い庭木や垣根から素材を求めます。
使用する部分は権70から下の根ですから、株を抜く際には根を傷めないように、大きく掘り取って下さい。
掘り 取る株は、できるだけ古株を選んだ方が根も太く て模様も複雑ですから、面白い樹形の鉢植えができ ます。
また、古株一つあれば5本くらいの根伏せ 用の伏せ穂が得られます。
根伏せの適期は早春か ら4月いっぱいくらいですから、この期間に素材 を掘り取ってきます。
根伏せの仕方は根伏せの作り方 掘り取った株の地上部は切り捨て、株の根土を全部落とします。
その際に根肌を傷めないことが大切なので、水道の圧力を利用してホースの先を指でつまみ、根洗いするのが一番です。
根洗いがすんだら根伏せ用の根穂作りに移ります。
板は古株ほど絡みあっているので、傷めぬようほぐし、20〜30pくらいの長さに切り詰めます。
できるだけ面白い模様になるように剪定することが好樹につながるので、この作楽は慎重に行います。
なお、挿し根の頭の切り口から水分が蒸発しないように、癒合剤を塗っておくと、発芽しやすくなります。
揮し穂根ができたら乾燥を防ぐために水に浸けておきます。
根伏せ用の床 伏せ根の数にもよりますが、数が多い場合は、深さ30pほどの木箱か発泡スチロールのトロ箱を使用します。
少ない場合は4号の仕立て鉢(駄温鉢)に一本一本植え込みます。
棋伏せ用培養土は根が多少細かく、湿気をやや好む性質があるので、保水性のある培養土がよいです。
ただし排水性もあることが大切です。
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ムベ アケビ科の常緑つる植物。
アケビに似ていますが、いくつかの性質が違います。
ムベは常緑で花も白色、実は開裂せず、最後まで長楕円形の果実のままです。
ある程度の樹齢となり、うちわ状に広がる葉が5〜6枚となると花が咲くといわれています。
花が咲けば実がとまるのは比較的容易ですが、やはり樹勢をつけ充実した枝に成らせるのが基本です。
実は当年の新梢の腋芽や鱗片の腋に花芽分化し翌春5月頃花穂を臨し、実となります。
したがって、つる状に伸長する枝に実が付くことはありません。
他の実もの樹のように、徒長枝の側芽や短くとまった充実した短枝に花芽分化するわけです。
剪定はしたがって、走らせた枝を2〜3節残し切りつめます。
節間が長くなりがちな樹種ですが、樹勢をつけれぱ深く切り込んでも萌芽します。
ただし、目的の節に芽吹かないこともありますので、1〜2節余分に残して切り戻すこともあります。

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