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絵日記


絵日記のこえ

これは、樹高の問題ではなく、重さ 長い間、鉢植え関係の記事を書いてきたが、病害虫防除に関する記事は極めて少ない.しかし考えてみると、30年あまりを農業の技師として、東京都の他、農業協同組合に勤務した経験があるから、病害虫の防除とは全く無縁ではない。
否、ある意味で、程度の差は別として、専門家の一人なのである。
その私があえて病害虫防除の記事を多く書かなかったのは、それなりに理由がある。
近時、無農薬栽培とか有機農業とかが喧伝されている。
私は特にこれを推進しようとか、逆に反対する者でもないが、ある意味でうなずけるところはある。
もともと自然の植生は、その植物が健全に育てぱ、病害虫はそんなに恐れることはないのがの間題であると思う。
私もかつては鉢植え業者の一人であったから、営利の点からみた場合、大型鉢植えの方が営利に繁がることは知っている。
しかし、鉢植えの本義に戻るとき、大型化だけの追求は止めるべきだと思う。
しかし、あるとき何らかの条件または理由で、病害虫が著しく発生したときなど、どうしても農薬を使わざるを得ないときがある。
こんなとき私たちは、農薬の使用は最小限に、また、毒性は効果のある限り最低のものを選ぶ必要がある。
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コナラ ブナ科の落葉高木。
山野でよくみかけるドングリの木です。
コナラもまた野趣ある日本の世界に誇る鉢植え樹として名のみ高く、好感を持たれる樹種の割には日本の世界に誇る鉢植えは少ないものです。
原因のひとつはやはり枝ができにくいということのようです。
葉も趣のある形状ですが比較的大きめで、培養による小型化も難しいものが、あります。
実成りについては、盆樹では難しい方でなかなか付きません。
比較的実付きの良い性も以前見つけられましたが、普及しているとはいいがたいのが現状です。
雌雄異花同株で、雄花は黄褐色で長く下がり、雌花は枝の基部に腋生します。
コナラの場合も短果枝上に花芽分化し、翌春、雄花、雌花が咲き結実するわけです。
したがって花芽分化を促すためには、短果枝を作ることとも、いえます。
方法としては徒長枝を作り、伸長する樹勢をその方に振り向け側枝を充実した短枝に作ることが考えられます。
いずれにして雄花、雌花の開花時期や人工受粉のやり方、何本かの樹を並べて置く方法など、よく解っていない点の多い樹種です。


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