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絵日記


絵日記のこえ

これは、樹高の問題ではなく、重さ 長い間、鉢植え関係の記事を書いてきたが、病害虫防除に関する記事は極めて少ない.しかし考えてみると、30年あまりを農業の技師として、東京都の他、農業協同組合に勤務した経験があるから、病害虫の防除とは全く無縁ではない。
否、ある意味で、程度の差は別として、専門家の一人なのである。
その私があえて病害虫防除の記事を多く書かなかったのは、それなりに理由がある。
近時、無農薬栽培とか有機農業とかが喧伝されている。
私は特にこれを推進しようとか、逆に反対する者でもないが、ある意味でうなずけるところはある。
もともと自然の植生は、その植物が健全に育てぱ、病害虫はそんなに恐れることはないのがの間題であると思う。
私もかつては鉢植え業者の一人であったから、営利の点からみた場合、大型鉢植えの方が営利に繁がることは知っている。
しかし、鉢植えの本義に戻るとき、大型化だけの追求は止めるべきだと思う。
しかし、あるとき何らかの条件または理由で、病害虫が著しく発生したときなど、どうしても農薬を使わざるを得ないときがある。
こんなとき私たちは、農薬の使用は最小限に、また、毒性は効果のある限り最低のものを選ぶ必要がある。
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ウバメガシ ブナ科の常緑高木。
10m、径60pにも達する場合もあります。
暖地の山中や海辺に多く、うっそうと大木となって繁ります。
いわゆる太古の日本の南部海岸地帯を覆っていた照葉樹林の構成樹のひとつです。
カシの類やクスノキなどで昼なお暗い森が照葉樹林ですが、今日では神社や保護地以外は見られなくなりました。
東京付近では、神奈川の平塚の高麗神社の山がそのおもかげを残しています。
日本人の祖先はこうした森のドングリを食べ林床のテンナンショウの類(マムシグサなど)の根を食って生きていたそうですから、現在、デクノボウあつかい壱れているカシの類を見直さなければなりません。
ウバメガシの実も食べられます。
花は5月、夏にはドングリ状の実になります。
長く作り込むと日本の世界に誇る鉢植え樹としてなかなか味のあるもので、.実も付きます。
葉は自生でも2-6p位。
培養すると、2-3p程度になります。
素材のうちは実もつきにくいと考えられますが、枝数を増やし、短果枝を作るようこころがけます。

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