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絵日記


絵日記のこえ

ところで、『大言海』(『言海』の増補改訂版)によると、ドングリは橡栗の音便訛だといいます。
以下を紹介すると.「古名はツルバミ。
轢の実、形円く尖りてひとつみの栗の如し。
熟すれば黄褐色にして大さ六七分あり、実の本に椋あって実の半を包む。
古は此殻を煮て染料とし、つるぱみ色といヘリ…」。
もちろん、ドングリは染料だけでなく、縄文遺跡からよく出土するように_太古は食糧の大切な一部を形成していました。
その大半が炭水化物ということと、アク抜きが大変ということで、つい最近まで全くかえりみられることなく見過ごされてきましたが、最近の研究によると、アクの主成分であるタンニンやサボニンに、実は動脈硬化防止や抗衰老などの薬効のあることが知られてきました。
一見、原始的で野蛮に見えた古代食が、実は老」化防止の健康食品だったわけです。
それにつけても、樹木と私たちの生活が稀薄になってきている現在、「どんぐリコロコロどんぐり子、お池にはまってさあ大変、ドジョ ウが出て来てこんにちは……」の童謡も、いつしか消えてしまうのではないかと思うと、一抹の哀切を感じます。
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マユミ 実もの日本の世界に誇る鉢植え樹として梅モドキなどとともに白生樹の代表といえます。
山採り樹の作り込みによる古樹もしばしば展示会で見かけます。
素材としては畑作りでよく太る性質があり、数は少ないのですが、太幹のものが出回ることがあります。
マユミは雄雌異株ですから、実成りを楽しむためには雄樹が必要になります。
雄花を人口受粉させても結実はできます。
実の付き方は、まず新梢の先端やその下に花粉分化し、翌春それが伸びて花になります。
花は花腋から短い花序を出し、ツリバナマユミのようにぶら下がって咲きます。
マユミは樹勢があると徒長しやすい樹種で、こうした枝には実は付きません。
こうした強い枝の側枝など充実した短枝に、花芽分化することが基本的には、他の実もの樹と同様です。
マユミは切り込むとよく芽吹くもので、実成り後に深切りして作り直すこともあります。
こうした不定芽は不要のものは早めにかきとるようにします。
マユミの実。
成熟すると内から赤い仮穂皮をあらわす。
その中に入っている。
この他に、 一才のピンクや木肌を楽しむ錦など種類も多い。

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